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Webデザインアワード総集編

こんにちは、ARCHETYPの鎌田と申します。

異業界・異職種から転職して約2年半。
先人の『Webは総合芸術である』の言葉を胸に刻み、デザイナーとして精進の毎日を送っています!

なかでも一番驚いたのは、めまぐるしく進化していく、Web業界のスピード感。
新たな技術が生みだされる一方で、デザインは日々移ろいゆき、新しい表現が絶えず生み出されています。おそろしや…

そんなWebの「トレンド」とも言うべきものを知る際に役立つのが、世界中の優れたWebサイトを表彰する『アワードサイト』。

本日は、その中でも特にクオリティの高い作品が掲載されている『海外・国内のアワードサイト』について、個人的な偏見と所感を踏まえつつ紹介させていただければと思います。


「今っぽいサイトが見たい!」「最新のトレンドや技術を知りたい!」と考えている方の参考になれば幸いです!

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まずは、世界的なアワードの中でも代表的な3サイトを。「Web制作に携わる人なら誰でも知っている」と言われるほど有名なアワードです。見ているだけで楽しくなるものばかりですよ!

Awwwards

https://www.awwwards.com/

awwwards

透明性の高い評価制度が特徴。言わずと知れたWebアワードの最高峰!

受賞作品の傾向 / 掲載(=評価)されている作品

商品広告や選挙などのキャンペーン企画系から、実験的なギミックやモーションがゴリゴリと盛り込まれた作品、はたまたエージェンシー等のオシャレなコーポレートサイトまで、多様なWebサイトが表彰されています。

表現手法の目新しさだけでなく、的確なUIへ落とし込まれているかが評価を左右している印象。

詳細は以下をご覧ください!
https://www.awwwards.com/about-evaluation/

https://www.awwwards.com/about-status/

CSS Design Awards

http://www.cssdesignawards.com/

cssda

美しい作品が集まった魅せるアワード。こちらも超有名です!

受賞作品の傾向 / 掲載(=評価)されている作品

Awwwardsと重複することもありますが、特に写真や魅せ方の美しさにこだわった作品が目立つ印象です。アーティスティックなポートフォリオサイトや、エージェンシー・プロダクションのコーポレートサイトの他、ラグジュアリーな商品・サービスのブランドサイト等が目立ちます。

新しい表現や見せ方の作品が多く、デザイナーには特におすすめです!

詳細は以下をご覧ください!

http://www.cssdesignawards.com/about

FWA

https://thefwa.com/

fwa

最新鋭の技術を駆使した、規格外で個性的な作品群。2000年から続く、老舗のWebアワードです!

受賞作品の傾向 / 掲載(=評価)されている作品

最新鋭の技術が投下されたプロジェクトがモリモリ載っているサイト。

Aboutページの紹介文にも

“It’s a space that encourages the digital industry to push the boundaries of technology, to show people what is possible.”

と書かれているとおり、最近は特にWebの枠にとらわれない、多様な作品の受賞実績が目立ちます。(しびれる…!)「こんなこともできる時代なんだ…!」と、たびたび度肝を抜かれました。

個人的に、2016年特に強烈だったのは以下の作品でした。

Audi:Enter the Sandbox(動画)
https://thefwa.com/cases/audi-enter-sandbox

audi

子どもが遊ぶ砂場の形状を、リアルタイムにセンシングカメラで察知。そのままVR上でコース化し、即座に走行できるという、魔法のような企画です!

そのほか、FWAについて詳しくは以下をご覧ください。

https://thefwa.com/about/about-fwa/

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ここからは、日本のWebアワードを紹介します。

国内では年に1度の「クリエイティブアワード」として表彰されるものが多く、更新頻度は高くないぶん一般投票を募るものもあります。デザインのインプットはもちろん、気になるあの人との話題づくりにも役立つかもしれません!

CODE Award(コードアワード)

http://www.codeaward.jp/

code

名称は”Creativity of Digital Experiences”の頭文字をとったもの。一般投票に参加できることも特徴のひとつです。

受賞作品の傾向 / 掲載(=評価)されている作品

Web・アプリ・SNS等を軸とした、インタラクティブで見応えのある作品群。大規模な広告キャンペーンのほか、社会課題へのアプローチを試みるプロジェクトも過去表彰されています。

2017年のグランプリは、「お菓子でプログラミングを学べる」GLICODE®でした!

glicode

WD Selection

https://book.mynavi.jp/wdonline/site/

wd

Web Designingに掲載されている「WD Selection」から抜粋されたもの。

アワードではありませんが、クオリティの高いWebサイトが定期的にまとめられています。

受賞作品の傾向 / 掲載(=評価)されている作品

広告キャンペーンに連動した作品が多く掲載されている印象。
リアルイベントやSNS等と連動した、Webサイト単体では完結しない複合的な企画が多く見られます。「バズった」作品も多く、見応えがあります!

突破クリエイティブアワード
2016年版はこちらから。
toppa

面白法人カヤックさんと、バーグハンバーグバーグさんという強烈な2社が手がける『その企画よく通したな!』というコピー通りのアワードです。

受賞作品の傾向 / 掲載(=評価)されている作品

Webサイトよりも映像作品が多いですが、企画全体の面白さ・独創性・話題性が重視されており、爆笑必至。とにかく発想がぶっ飛んでいて、一度見たら忘れられない作品ばかりです。

毎年笑わせていただいており、個人的にも非常に楽しみなアワードです!

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今回の記事は以上です。

クオリティの高いWebアワードだけをご紹介させていただきましたが、他にもこんなサイトがあるよ!という情報がありましたら、ご一報を頂戴できますと泣いて喜びます…!

そして私自身も、アワード作品の親となるべく、引き続き精進してまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!