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不定期連載:よりよい遠隔環境をもとめて#01「サブマシンの重要性」

僕をご存知の方、こんにちは。
ご存知ない方、はじめまして。
流浪のデザイナー、Y2です。

 

なにかと話題?の「働き方改革」。厚生労働省の言うところでは

 

我が国は、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などの状況に直面しています。こうした中、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題になっています。
「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。

参照:厚生労働省|「働き方改革」の実現にむけて

 

ということらしいですが、なにを隠そう、僕は東京にオフィスを構える弊社に所属しながら、生まれ育った神戸で自宅勤務する「遠隔勤務者=リモートワーカー」です。

 

そこに至った経緯を説明しだすと、ただでさえ長くなる文章が「果てしない物語」に変わってしまうので割愛させていただくとして、これから始まる不定期連載では、日々の遠隔勤務のなかで実はもっとも重要なんじゃないか?と密かに思っている「遠隔勤務を縁の下で支える周辺機材」について、デザイナー視点で書いていきたいと思います。

 

遠隔勤務をするにあたって、まず最初に思いつく機材といえば、何はともあれ「作業マシン」ですよね。これに関しては、誰の目から見ても必要不可欠な機材なのは明らかなので、特筆するようなことはないのですが、以外と盲点なのが「サブマシン(ラップトップ)」の必要性です。というわけで記念すべき連載第1回目の今回は「サブマシンの重要性」という切り口で考えてみたいと思います。

 

遠隔勤務者のほとんどが、何かしらのTV会議システムを使って、中央とコミュニケーションを取っていると思いますが、例えば弊社はskypeを常時接続させることで、物理的な距離をできるだけ感じないように配慮してくれています。これは、部屋を綺麗にしておかなければならないこと以外に大きな問題はありませんし、実際とても助かっています。

 

ただし!その恩恵も、先ほど挙げたサブマシンがあるのとないのとでは雲泥の差が出てきます。

「skypeを常時接続しておく」というタスクは、マシンにとってはわりと負荷が高いようで、それをメインの作業マシンで行っていると、場合によってはパフォーマンスが著しく悪くなることがあり、必要以上に時間がかかってしまったり、無用なエラーが起きたりして、イラッとすることが多くなります。(精神衛生上も良くないですねw)

 

かといって、skype常時接続のためだけにサブマシンを用意するのは難しい。タブレット等で十分では?と思うかも知れませんが、このサブマシン(ラップトップ)が意外な場面で活躍することがあります。

 

サブマシン活用法 その1

作業マシンが何かしらのトラブルで使えなくなった場合

 

確率でいえば、年に数回あるかないかですが、それゆえに起こってしまった時のショックと、仕事に与える影響は、考えるだけで恐ろしいことは分かっていただけると思います。クラウド化が進む昨今、Dropbox等のおかげで、作業ファイル自体が消滅するリスクはかなり低減されてきましたが、それでも作業環境を作り直すという作業は、考えているより骨が折れます。

 

そんな時、サブマシンにも作業マシンとほぼ同じ環境が構築されていると仮定した場合、発生するタイムラグは最小限に食い止めることができます。かくいう僕も、実際これで何度か命を救われています。

 

サブマシン活用法 その2

中央(本社)召喚時の臨時作業マシンとして

 

先ほどに比べれば、こちらの確率は高いと思います。いくら遠隔勤務者といえど、まったく中央に顔を出さないかと言うと、そんなことはありません。(個人的な希望を言っていいなら、しょっちゅう召喚して欲しいくらいですw)担う役割によって多少違いはあるにせよ、ひと月かふた月に1回~4回程度が現実的なところではないでしょうか。そして1度召喚されると、よっぽどの理由がない限り数日間は中央で作業することになります。その場合、オフィスで使うマシンが自分のメイン作業マシンとは掛け離れた環境であることが少なくありません。当然といえば当然なんですが、そのマシンの環境を自分用に整えるのに、早くても半日はかかります。僕の場合、神戸の自宅から東京のオフィスまで移動するのにも半日かかるので、実質的に移動日はほとんど作業はできません。

 

そんな時、サブマシンにも作業マシンとほぼ同じ環境が構築されていると仮定した場合……(以下略w

 

サブマシン活用法 その3

レンダリングエンジンとして

 

この活用法は、映像もしくは3DCGの作業がある場合に限られますが、サブマシンのCPUもレンダリング処理に参加させることで。レンダリング完了までの時間を短縮できます。

 

という風に、サブマシンをラップトップマシンにすることで様々なメリットが生まれます。

上記以外にも、まだまだ活用方法は考えられるとは思いますが、ちょうど時間となってしまいましたので、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。

 

実は今回で遠隔側の機材に関しては、ひと通り出し終えたいと考えていたのですが、サブマシンだけで意外とボリュームが多くなってしまったので、次回こそは肝心のskype関連の機材について考えることにします。

 

次回予告!「遠隔側skypeマシンに必要な機材(予定)」

 

ご精読ありがとうございました。