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意外と簡単?基本的なSEOキーワードの選び方【ピックアップ編】

Web担当者がいつも頭を悩ませるSEOキーワードの選び方…
みなさんはどのように決めていますか?
とても難しそう、時間がかかって面倒そうと敬遠する方、
先ずは、書かないと進まない!そう思って特にキーワードを選定せず作り始める方…
それはとても「もったいない」ことです。
SEOキーワードをしっかり決めてコンテンツを作りこむことで、「成果」は変わります。
今回はそんなSEOキーワードの選び方を簡単に解説していきたいと思います。

SEOキーワード選定の大まかな流れ

  1. キーワード候補の洗い出し
  2. キーワードの絞り込み

大きく分けて、上記のような2つのステップになります。
細かく対応しようとすればいくらでも方法はありますが、
今回はSEOキーワード選定をなるべく時間をかけずに進める、ということが肝になります。

1.キーワード候補の洗い出し

まずは、SEOキーワード候補の洗い出しです。
ここでのポイントは「サイトの集客に使えそうなキーワードを思いつきで出す!」です。
あまり考えこまず、ぽんぽんといくつか挙げてみましょう。
可能な限り多く出せればそれに越したことはありませんが、経験上意外に沢山出すことは難しく、とりあえずは数個出してみましょう。

実際にそのキーワードで検索してみる

次に、サイトとの相性を確認するため、実際に洗い出したキーワードで検索してみます。
今回は例として、あなたが「Webデザインについて学べるサイト」を運営していることとします。
先ほど洗い出したSEOキーワードを検索して、サイトと相性の良いキーワードを見つけていきます。

 例)「Webデザインについて学べるサイト」を運営している
 ・「Webデザイン コツ」→○
  →Webデザインの作り方のポイントやスキルを高めるコツなど、
学びに関するページが多く出ている

  ・「Webデザイン 学校」→×
  →Webデザインスクールのホームページや、スクールの比較記事など
が多く出ている。

上の例では、「Web上でデザインを学ぶ」という視点で、サイトとマッチしていると言え、ユーザーの検索意図、サイトに掲載するコンテンツとしてぴったりです。
しかし、下の例では、「スクールに通ってデザインを学びたい」「Webデザインのスクールはどこが一番良いの?」など、スクールに関して情報収集しているユーザー向けとなるため、このサイトに掲載するには最適とは言えません。

上記のようにSEOキーワードには、Webサイトにマッチしたものとそうではないものに分類することができます。

補足ですが、先ほどSEOキーワードで検索した際に上位表示されていたページは競合、すなわちライバルです。
上位表示されているということは、検索エンジンに好まれているということです。
そのページの中には、検索結果で上位表示されるための“ヒント”が多く詰め込まれています。
上位表示されているライバルのページをよく見て研究し、検索エンジンは基よりユーザーにも好かれるサイトを目指しましょう。

ツールを使用してキーワードの候補を増やす

先ほどはSEOキーワードのざっくりとした洗い出しについて解説しました。
ですが、先ほどの手順で多くの候補キーワードを出そうとすると、膨大な時間がかかります。
そこで使用するのが、Googleキーワードプランナーです。
Googleキーワードプランナーは、ある特定のキーワードに関連するキーワードを提案してくれるため、候補キーワードを増やすにはもってこいのツールです。

この機能を使用するためには、Google広告の登録をする必要があります。
現時点で広告を出す予定が無い場合でも無料で使用することができます。

使用方法は以下の通りです。

  1. Google広告にログイン
  2. 右上にある「ツールと設定」をクリック
  3. 「プランニング」の項目にある「キーワードプランナー」をクリック
  4. 「新しいキーワードを見つける」をクリック
  5. 入力欄にキーワードを入力し、「結果を表示」をクリック

以下は、「Webデザイン」というキーワードの結果(一部)です。
「Webデザイン」に関連する他のSEOキーワードを提案してくれます。

上記のようにGoogleキーワードプランナーを使用することで、簡単に関連するキーワードの一覧を抽出することができ、キーワード調査時間を大幅に短縮することができます。

この抽出したキーワードの中から、サイトにマッチしそうなキーワードを追加で選定していきましょう。

キーワードの絞り込み

キーワードを絞り込むにあたり、注視すべきは「月間平均検索ボリューム」です。
わかりやすく言うと、この数値は対象キーワードが「月間平均でどれくらい検索されているか」ということです。

例として、以下2つのキーワードを見てみましょう。

 ・「Webサイト デザイン」
  →月間平均検索ボリューム:1,900

 ・「Webデザイン 楽しい」
  →月間平均検索ボリューム:30

上の例では、月間平均検索ボリューム1,900に対し、下の例は30…
どちらのキーワードを優先して対策すべきか…

それはもちろん前者です。

月間平均1,900回検索されているキーワードと、30回のキーワードでは上位表示された際の流入数に大きな差が出ます。
また、これからSEO対策を始める場合は、月間平均検索ボリューム200〜1,000のキーワードをいくつか選び、上位表示を目指すところから始めましょう。
いきなり月間平均検索ボリューム1,000以上のキーワードは難易度が高いため、こちらの上位表示がある程度できてきたら1,000以上のキーワード対策を行うことをおすすめします。

まとめ

今回は「キーワード候補の洗い出し」と「キーワードの絞り込み」について解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。

  1. キーワードの洗い出しはサイトの集客に繋がりそうなキーワードを思いつき、直感でいくつか出してみる。
  2. 実際に洗い出したキーワードで検索し、検索結果からそのキーワードが自分のサイトとマッチしているのか確認する。上位表示されている競合(ライバル)ページに盛り込まれているキーワードを確認する。
  3. Googleキーワードプランナーを使って、キーワードの幅を増やす。
  4. 月間平均検索ボリューム200以上のキーワードをピックアップする。
  5. 1〜4で洗い出したキーワードをまとめて、対策するキーワードの優先順位を決定する。

いかがでしたでしょうか。
正直なところ、SEOキーワード調査には少なからず時間はかかります。
また、そのキーワードが正しいのか、判断がつきづらいこともあります。

しかし、サイトを運営していく以上、「やる」と「やらない」では、後々サイトへの流入数に大きな差が出てきます。

これからサイトを立ち上げる方、今までやってこなかった方は是非サイト作りの参考にしてみて下さい。