ARCHETYP

自社研修制度に力を入れる理由

これを書いているのは2020年3月末です。

代表の齋藤です。

世間は新型コロナウイルスの件で日々情報が錯綜しています。弊社もリモートワーク(全社的に)を始めて一ヶ月以上が経ちました。オリンピック延期も発表になり世界各地でロックダウンがはじまっています。自分は医療、経済に対してプロフェッショナルではないので事実以外の個人の考えをここで書くことは控えさせてもらいますが、今の東京、いや日本は危機的状況にあると思います。

ご存知の通り弊社の事業のメインは受託のWebサイトやアプリの制作になります。今現在は何件かプロジェクトがなくなったり延期ということはありましたが、そこまで大きな影響が出ているわけではありません。しかし、これからの状況次第では悪化の可能性は大いにあるので油断は禁物です。
しかし、クライアントありきの受託の仕事である以上「できること」が限られているのも正直なところではあります。

そこで我々ができることは、自社の力を蓄えることだと思っています。当然資金的なこともそうですし、目の前の営業も大事ですが、今後の未来の人を育てる、成長させることが会社として力を蓄えることだと思っています。普段の業務に追われてしまって手をつけられないことやナレッジ共有などリモートワークだからこそ見えたコミュニケーションの大切さ。そんなことを意識しながら、もともと進めていた自社研修制度(アーキタイプアカデミー)の礎を急ピッチで進めています。

アセスメントからはじまり、マインドセット、一般知識、専門技術、キャリア面接、そしてアルバイトを通してのOJTと弊社が今まで蓄えてきた技術と知識と経験をフルに導入してプログラムを作成しています。(現段階でプロトタイプの完成度は70%)また先日募集させていただいた未経験者の方にもこの研修を受けていただきます。世間では内定取消しも行われていたりします。当然会社の体力や見通し上、そうせざるを得ない会社があることは理解しています。ただこれから確実に人材不足の世の中になっていく中で、このタイミングでの内定取消しは逆にリスクになってしまうと弊社では考えています。大変な時だからこそ、できる限りに支え合うことでより良い関係性ができると信じています。

それは今、一緒に働いてくれている会社のメンバーに対しても同じです。幸い弊社は早くからリモートワークに取り組んでいたお陰でかなりスムーズに移行することができています。これも、会社がすごいのではなく、リモートという不自由な中でも環境改善に取り組んで意見を言ってくれているメンバーのお陰です。困難な状況ではありますが、「ピンチはチャンス」きっとみんなで乗り越えられると思います。

話は戻りますが、この状況をチャンスに変えるため、自社でできる事業をいつも以上に力を入れ、また既存のお客様に関しても、より弊社が協力することで少しでもビジネスがうまく進むよう支援させていただければと考えています。自宅にいても色々と考えることはできます。

不景気ほど、われわれは本当のことがわかるんやと。

今は大変ですがいずれ来る明るい未来を信じて、メンバー、クライアント、パートナーの皆さん頑張って乗りきりましょう!