こんにちは。デザイナーの矢島です。
昨年11月、東京国際フォーラムでDesignShipが開催されました! たくさんのデザイナーさんが参加され、レポートもアップされていましたが、少し時間のたったこのタイミングで改めて振り返ってみたいと思います。
Design Shipとは
デジタル・グラフィック・プロダクトなど、様々な業界のデザインにおける知識や経験を共有しよう!という趣旨のイベントです。
当日の会場の様子
Design Ship2019は、「ストーリーフロア」と「コラボレーションフロア」の2つのフロアにわかれていました。
ストーリーフロア
スピーカーとして登壇するデザイナーさんの「物語」が語られるステージです。オープニングムービーもこちらのフロアで上映されました。
(とてつもなくテンションが上がるオープニングでした。それだけでなくスピーチの合間のライティングもカッコよくていちいちテンションが上がっていました)
コラボレーションフロア
スポンサー企業や参加者の方々と交流ができるフロアです。 参加者に学生さんが多かったことに驚くとともに刺激になりました。
企業ごとにいろんな展示をしていて、見て回るのが面白かったです。
企業以外の展示もありました。
スピーカーの「物語」
それではここで、DesignShipに登壇されたスピーカーの皆様の「物語」から、私の記憶に残った言葉をご紹介させていただきます!
もちろんどのスピーチも得るものが多く考えさせられましたが、その中からいくつかピックアップさせていただきます。
“世界初”を支えるデザイナーが考えること
「モノを作るのではなく、体験を作る」
「当たり前のデザインで、新しい体験を作る」
北村崇
スピーチでは実際にpopIn Aladdinのコンセプトムービーを拝見させていただいて、体験をデザインすることの重要性を感じました。
プロダクトではなく、Webサイトでも同じですよね。見た目だけにこだわるのではなく、ユーザビリティやUXのレベルが高いデザインを目指していきたいです。
失敗こそクリエイション
「とにかく作るけれども、闇雲には進まない。はじめに予測できる失敗を考えて、それから前に進んでいく」
望月重太郎
「失敗が起きる4つの足りない:準備、スキル、リソース、時間」
「引き返すとは、“やらなかった” “始めなかった”と同義」
「“とりあえず形にしてみる”が世界を拓く」
私事ですが、アーキタイプに入社して、デザイナーとして働き始めてはや4ヶ月。思いついたらとにかく作る!と何度も教わりました。
その教えは本当なんだなぁと思うと同時に、もっと先のことまで見通して日々の仕事に向き合わなければ……と、身の引き締まる思いです。
Vitals:デザインの生命線
「1.迷ったら、削る」
レイ・イナモト
「2.“イエス”を提供せずに、“ノー”はなし」
「3.習慣は良質への道」
「4.厳しく、優しく」
「5.リスクを取らずに、変化なし」
「6.見えないことを探す」
「7.ロジックよりもマジック」
デザインに欠かせない7つのこと、どれも今の私に刺さりました。
特に「ロジックよりもマジック」。ココロに刺さるマジックがなければ人は動かせない。人を喜ばせるには愛が必要!
作るものひとつひとつに愛を持って取り組みたいと思います。
……などなど、このほかにもたくさんの素晴らしいスピーカーさんが「物語」を語っていました。ほとんどのスピーカーさんの登壇資料が公開されているので、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
ノベルティ
コラボレーションフロアではスポンサー企業の方々と会話をしながら、たくさんのノベルティをいただきました!
どの企業も工夫を凝らしたノベルティでした。もしアーキタイプでもイベント出展することがあれば参考にさせていただきます。
とくに面白かったのはCookpadさんの「パスタメジャー」!パスタ1人分、2人分がはかれるグッズです。
まだもったいなくて使えていないのですが、週末にパスタを作ってみたいと思います!
おわりに
はじめてDesignShipに参加しましたが、こんなにもたくさんの人がデザインという共通の目的をもって同じ場所に集まっていることにとても感動しました。
立場も見ている景色も全く違うデザイナーさんのお話はとても刺激になり、よい焦りも生まれました。
こういったイベントにただ参加するだけでなく、日々の仕事に落とし込んでひとつひとつのクリエイティブに還元していきたいと思います。