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スタンフォード大学というブランド

6月の半ばにトロントとサンフランシスコに出張で行ってきました。齋藤です。

トロントの方は弊社で取り扱っているShopifyというサービスのカンファレンスでサンフランシスコの方はシリコンバレーを含めIT企業への訪問、見学が主な目的でした。

Shopify unite2019の話はこちらにまとまっています。
今回は訪問したシリコンバレーのスタンフォード大学で感じたブランドの話です。

シリコンバレーで行ったのは、Apple、Google、Facebook、AdobeなどのIT企業。いずれも知人が居たわけではないのでビジターセンターが主な訪問先でした。そんな中、IT企業ではないスタンフォード大学が訪問先の予定に入っていました。上記の企業に行ってから向かったのですが、到着するやいなや圧倒的な敷地広さと綺麗さに感動しました。

中は広大な敷地で誰でも入れるようになっていました。
さすがに教室は入れなさそうでしたが特に厳重なエントランスがある訳でもなく「信頼」で成り立っているような気がしました。

そんな中、お土産を探しにスタンフォードの売店&カフェに向かいました。
するとそこは、想像しているような簡易的な売店ではなく、アパレル?ディズニーランド?ぐらいの品揃えのショップがありました。

なんでもある。

そんな印象でしょうか。スタンフォードのロゴが入ったTシャツやトレーナーはもちろん、マグカップやぬいぐるみ文房具や水。
隣には本屋とカフェもあって休憩もできます。いたれりつくせり。

とここまではスタンフォードの建物や売店などの目に見える物の凄さなのですが今回感じたのは、そこに見える物ではないブランドでした。

AppleParkも洗練されていてすごかったんですが、スタンフォードに感じたのは

まさに「歴史」でした。

端的に言ってしまえば、昨日今日で簡単に創ることのできない世界。
様々な歴史や背景から今日のスタンフォードというものがあるというのを感じました。

ベビーカーと一緒にランニングをするママ
スタンフォードリュックを背負って走る生徒
スタンフォード卒業生(パパ)に向けられて作られたトレーナー
等々パッと見ただけで背景を考えてしまいます。

自分はブランドとは何か?と聞かれるといつも
「すべての接点」と答えています。

ブランドの考え方は人それぞれなので一概にとは言えませんが、少なくともその様々な接点一つ一つがそのブランドを形成していくものだと思っています。

建物、グラフィック、ウェブサイトなどの目に見える物から、挨拶や学則なんかもその一つなのではないでしょうか。

そんな観点で物事を見るとまた違った価値を感じることができると改めて思いました。

自社のサービスや組織もそういった部分を意識して創り続けていきたいと思います。