こんにちは!デザイナー野崎です。
先日エイクエントさんが主催されている
「UXデザイナーを目指す方へ!UX基本原理 2時間速習|東京版」に参加してきました。講義だけではなくワークショップなどもあり、2時間飽きさせない内容で基本的なことながら学ぶことも多かったです。
セミナーの様子を簡単にまとめていきたいと思います。
UX基本原理 | 5つの章立て
・ユーザー
・プロトタイプ
・コンテンツ
・デザイン
・パターン効果測定
今回は2時間で「ユーザー」の章の速習をしました。
他の章についてはpdfで資料がダウンロードできるので、興味のある方は見てみてください!(英語です
セミナーのゴール:ユーザーテストができるようになる
まずはエクササイズとして「より良いTVリモコン」を4分間で4つ提案するというお題。隣同士のペアで見せ合いレビューを行いました。
新しいTVリモコンを考えていた時、念頭にあったのは誰でしょう?
多くの人はユーザーは自分自身でした。
UXデザイナーは自分をユーザーから切り離すことから始めなければなりません。
1.ユーザーと、そのゴールを見つける
ユーザー像の想定が簡単な場合
・老人クラブ、塾、結婚式場など
ユーザー像の想定が難しい場合
・スーパー、ファーストフード、病院など
ユーザー像の想定が難しい場合は「ユーザーは○○で○○をしたい」を考えましょう。
例えばファーストフードのユーザーの場合
・ユーザーはオフィスワーカーで安くて早いランチがほしい
・ユーザーは子育て中の母親で、子供の食事を簡単に準備したい
2.ユーザーを好きになる
「自分の母親をユーザーと想定してみる」というのが一般的な手法として用いられます。
<メリット>
・母親は自分ではない
・母親のことはよく知っている
・母親のことが好き
<デメリット>
・母親は本当の意味ではユーザーではない
3.人に聞く(ユーザーリサーチ)
インタビューの相手はポテンシャルユーザーであることが大切です。
Yes/Noで回答できない質問をしてより深い話題を引き出していきましょう。
4.紙に書く
3つの下記の制作物を紙にかいてみましょう。
・ペルソナ / Who
「ユーザーは○○で○○をしたい」からペルソナを導き出します。
・シナリオ/ What
複数のペルソナを作り、重なりの部分を見つけることで、ペルソナは何を欲しているのかを見極めます。
・ユーザーフロー/ How
ペルソナがどのように目標を達成するのか?
分岐するフローチャートでストーリーを追ってみましょう。
ユーザーリサーチのエクササイズ
二人一組のペアでUXデザイナー役(航空チケットの予約SPアプリ構築)、ユーザー役にわかれます。
私はユーザー役だったのですが「年末に沖縄に家族旅行行くための航空チケットをとる」というお題を設定しました。
・ユーザー役はケータイを使って検索やリサーチをしながら頭に浮かんだことを大きなひとりごとのように発話する
・UXデザイナー役は4分間その様子を観察、3分でなぜそのような行動をしたのか質問をする
このエクササイズはお互い自分だったらこういう行動はしない、という発見がありました。
セミナー後に思ったこと
私は普段Webデザインを仕事としていますが、ペルソナやシナリオはディレクターが設定してくれているので、改めて考え方・進め方など勉強になりました。ユーザー想定が自分、というのは意識せずにそうなっていた部分があるので、今後は常に「ユーザーはだれなのか」をしっかり意識してUX・UIに活かしていきたいと思います。