2026.02.20 | テクノロジー

WordPress AI Assistantとは?新機能を解説

WordPress.comで「WordPress AI Assistant」が利用可能になりました。外部のAIサービスを行き来するのではなく、編集画面やメディアライブラリの中でそのまま動く設計です。文章の調整にとどまらず、レイアウトや画像まで関われる点が今回の特徴です。

AIが“サイトの中で動く”と何が起きるのか

WordPress.comの「WordPress AI Assistant」は、AIを“別の場所”で使うものではなく、サイト制作の現場そのものに組み込んだ点に意味があります。従来は、外部のAIで文章を作成し、それをWordPressに貼り付けて整えるという流れが一般的でした。しかしこの方法では、文章とページ構造が分離しやすく、最終的な見た目を確認しながら何度も修正する必要がありました。
今回のAIアシスタントは、WordPressのエディター内で直接動作します。文章の書き直しや翻訳だけでなく、サイト全体の構造やデザインの方向性についても支援できるとされています。たとえば、セクションの印象を変える、配色を調整する、フォント候補を増やす、Testimonialsセクションを追加する、Contactページを新規作成するといった操作を、会話形式で進められます。

参照:WordPress


WordPressの編集画面は「ブロック」という単位で構成されています。ブロックとは、見出しや本文、画像、ボタンなどを部品として扱う仕組みです。AIがこの構造を理解したうえで支援することで、文章だけでなくページ全体のまとまりを見ながら調整できるようになります。さらに、BusinessプランまたはCommerceプランでは追加費用なしで利用でき、AI website builderで作成したサイトは自動で有効になる点も明記されています。
ここまでがエディター内での変化です。次に注目したいのが、画像とチーム内のやり取りに広がる機能です。

画像生成と「ブロックノート」で、制作の流れが変わる

参照:WordPress

WordPress AI Assistantは、メディアライブラリ内で画像の生成と編集も行えます。外部サービスを使わず、「Generate Image」から直接指示を出すことができます。本を読む三毛猫の画像を生成する、既存画像を白黒に変更する、パンケーキをワッフルに置き換えるといった操作が可能です。アスペクト比(縦横比)や画像スタイルも指定できるため、ページデザインとの整合性を取りやすくなっています。画像生成には「Nano Banana models」が使用されていますが、追加のサブスクリプションは必要ありません。
さらに「ブロックノート」機能も重要です。WordPress 6.9で導入されたもので、各ブロックに対してコメントを残せます。AIはこのブロックノート内でも利用でき、「@ai」と指定して質問すると、そのブロック内容を前提に回答します。ファクトチェック、見出し案の提案、文章を補強する具体例の提示などが可能で、必要に応じて外部情報へのリンクも示されます。

なお、AIアシスタントはブロックテーマで最適に動作します。クラシックテーマではエディター内に表示されませんが、メディアライブラリでの画像生成・編集は利用できます。
WordPress AI Assistantは、サイトを一度作って終わりにする機能ではありません。書く、整える、確認する。その流れの中に入り込み、作業を止めずに支える存在です。

まとめ

いかがだったでしょうか?
WordPress.comのWordPress AI Assistantは、エディターとメディアライブラリに統合されたAI機能です。
文章、レイアウト、画像、ブロック単位の確認作業まで、制作の流れの中で扱える点が特徴です。
Business/Commerceプランでは追加費用なしで利用でき、AI website builder経由では自動で有効になります。
まずは自分のサイト環境で使える範囲を確認し、その使い心地を確かめてみてください。