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境界線上のしごとは誰がやるのか問題。

こんにちは!デザイナー野崎です。

さてさて。

Webの仕事をしていると、「あれ、この仕事はディレクターがするの?それともデザイナー?」なんてことありませんか?

 
そこで勃発する「これ誰がやるの問題」。
 
小さなことも、積み重なればなんとやらでディレクターとデザイナーの熱い、もしくは冷たい闘いの火蓋が切って落とされるのです。

 
 

進行管理問題

ディレクターはいつでも多数の案件を抱えがち。
 
Dr:「自分ちょっとこの後出ちゃうんで、先方から連絡あったら進めておいてください」
De:「わかりましたー」
 
なんてことを数回繰り返しているうちに、あれ?いつのまにかディレクター不在でデザイナーが進めることに?
デザイナーはディレクターより外出が少ないですし、並行して進められるなら問題ないと思います。ただし軽めだからと1人でがんばっていると地味に制作時間が削られ、他の案件が進められずストレスが溜まることも。ちょっとした声かけがあるとデザイナーも嬉しいですね。

 
 

やりとり一本化するかしないか問題

上記に紐付きますが、ディレクター以外の人間がやりとりに介在すべきが悩ましい部分ってありますよね。窓口はなるべく一本化した方が相手もやりやすい。その反面ディレクター不在時に何も進まない、またディレクターの情報共有がされていないと現場が混乱するという問題も。
 
やりとりの頻度も影響すると思いますが、個人的にはデザイナーから連絡することがあっても全然OKだと思います。
 
誰がどう連絡するにせよ、メールにはccを必ず入れる、Backlogでログを残す、電話で話した内容はかならず共有する、など情報共有を徹底すべし!です。

 
 

ファイル管理問題

先方から送られてくる素材や資料の管理を誰がやるか。大規模案件になると資料もやりとりも多く煩雑になります。基本は進行管理をしている人が担当かと思いますが、誰でも気づいたら「入れときました〜」ぐらいの気遣いはしたいものですね。

進行管理やお客さまとのやりとりは、時間的に大きなウェイトを占めますよね。弊社では最近プロジェクトマネージャー(PM)を別に立てることで、ディレクターとデザイナーの平穏な生活を心がけております。PMは外部の方にお願いすることもありますし、内部で別のディレクターが「ディレクション」「PM」としてアサインされることもあります。PM絶賛募集中!

 
 

ワイヤーは誰が書く問題

案件の規模とケースにより様々ですが、基本はディレクターが制作しているのがほとんどかと思います。LPなどはデザイナーがさくっとワイヤーなしで作ることも。時間が差し迫っている時は、慣れたデザイナーなら中規模案件ぐらいのものもデザイン構成という形で、ワイヤーを省略することもあるかと思います。

 
 

デバッグは意外と大変だよ問題

フォームの動作確認、文言確認、GAやメタタグの確認 = ディレクター
 
動作確認、見た目やモーションの確認 = デザイナー
 
各ブラウザチェック = 実装
 
ここは避けて通れません、、、。ちくちくと全員野球でがんばるべし。
動作確認やメタタグの確認はダブルチェックが望ましいのでデザイナーも工数にいれて考えましょう。

 
 

個人的には「ベテランの編集者が新人の作家を育て、その新人作家が育ってベテラン作家となり新人編集者を育てる」というのはどの世界にもあてはまることかと思ってます。
 
「今までの人はこれをやってくれた、あれもやってくれた」という線引きはあまり意味がなく、職種は違ってもより経験年数の多い人と年数の浅い人がチームを組むことで、お互いの役割は微妙に違ってきます。
 
各自やるべきことはしっかり担当し、素直に話を聞く、学ぶ姿勢をもつ。
その上でより経験のある人が今までの経験や知見を駆使して、柔軟にどんどんリードできるようになるといいなと思います!
 
精進いたしますm__m