STUDY

UBERのUX

こんにちは。

 

先日ハワイに行ってきた、齋藤です。

 

恥ずかしながら、UBERを初体験し感動したので、まとめてみました。

タクシー配車アプリという意味では、タクシーの助手席の後ろによくチラシが入ってたりする「全国タクシー」が日本では有名かと思うのですが、僕はこちらしか使ったことがありませんでした。

※ちなみにUBER EATSはあります。

 

理由は簡単で、日本語で使うことができ、かつクレジットカードの登録が必須ではないから。(UBERも日本語対応してますが勝手な思い込み)であればこの配車アプリでいいじゃない。UBERはおしゃれだけど、法的な問題とかあるし。。と言ったところでしょうか。

簡単に言うと食わず嫌いならず、使わず嫌いですね。

 

そんな中、ハワイに着いて友人と話してたところ、

 

  • 「UBER超便利だしいいよなー」
  • 「そうそうあれでバンバン移動して楽しんでるよ」的な会話。
  • 「おおう」←システムは知ってるけど使ったことがない。

いや、このままじゃ文字通り乗り遅れる。英語苦手だけど使ってみるか。

と思い切って使ってみました。

 

とりあえず感想は、

全然配車アプリと違うじゃん。めっちゃ便利。

そして体験に感動。でした。

 

それはそうなんです。
 

全国タクシーの機能を端的に言うと、今まで電話でして配車をお願いしていたサービスをアプリにしたサービス(クレジットカード登録したらちょっと違うけど)ですが、UBERは利用の出口までの設計がよくできている。アプリ(スマホ)があればお金はいらないし、目的地を告げる必要もない。(言葉が分からなくても大丈夫!)
 
スムーズすぎる。

 

流れは以下の感じです。
 

まずは、アプリを立ち上げる。

 

クレジットカードの登録はすでにしていたので、この画面で行き先を入れます。もちろんサジェスト機能も充実しています。

 

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現地でキャプチャ撮ってなかったので日本版で失礼します。

 

 

そうすると、自分の現在地近くを走っている車がリアルタイムで見られます。(ちょっとゲームみたい)

次にその中から車(運転手)を選びます。

 

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日本だとハイヤーになってしまうのですが、現地だと様々な車が表示されました。

 

そして、日本のUBERと大きく違うのは、2種免を持っていない一般の人がドライバーとして働いているところ。プロの運転手ではないので不安はあったものの、そうこう言っているうちに車がホテルの前へ到着。車の色とナンバーで確認してから近寄ると、ドライバーが気さくにこちらの名前を呼んでくれました。
 

ここまで来たらあとは簡単、乗るだけです。

 

目的地はすでに入力してるし、ナビ(iPhone)が見える状態にあるので、変なところに向かっていないかという心配もなかったです。また金額は先に決定しているので、かかる時間が変わったとしても、金額が変わることはありません。

 

これすごくないですか?

 

日本のタクシーみたいに道が混んで金額が上がったり、ドライバーのスキルによって遠回りして金額が変わった…みたいなことがない。実際はドライバーのRyanさんがめっちゃいい人で、拙い英語でも楽しく話しながら、目的地に着くことができました。

 

繰り返しになりますが、支払いは完了しているので、あとは降りるだけ。ほんと友達に送ってもらったみたいです。

 

最後に、欧米ではおなじみの「チップ」
 
これ、日本人で慣れてない人は割とストレスなんじゃないでしょうか。本人を目の前に「君のサービスはこのぐらいだ」なんて言いづらいし、計算も慣れてないので戸惑う。UBERなら車を降りてから、チップを支払う画面が出てくるんです。

 

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当然、サービスが不快であればチップを払う必要はないですし、チップも段階毎に表示されます。Ryanさんはサービス良かったので、普通にMAXチップ払っちゃいました。

 

と、ここまでが僕のUBER初体験でした。

 

日本では法律の問題でハイヤーしか選べないですが、あの体験はとても貴重でした。また、ビジネス的には、ちょっと時間が空いた車を持っている人ができる仕事(登録は必要です)としても、画期的だと思います。安全・安心の面での課題は多少あると言われていますが、レビューなどの機能でその辺はカバーしています。

 

何事もイノベーションが起きるときは、様々な摩擦や問題が起きますから。サービスというのは、チートが多少あったとしても、それ自体のサービスが世の中的に素晴らしいものであれば、標準化してブラッシュアップされていくのではないかと思います。

 

また、全国タクシーとUBERのUXの違いで気づいたのは、そもそものサービス設計が大きく違うこと。

シンプルに体験重視のUBERと、痒いところに手が届く何でも屋の全国タクシー。どちらも一長一短ですが、サービス設計はお国柄の特徴でしょうか。

 

個人的にはタクシーよりもスムーズだったので、海外では積極的に使ってみようかと思います。