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Shopify Unite 2019 “ THE OPPORTUNITY AHEAD” in Toronto, Canada参加レポート

Hello everyone! I’m in Toronto, Canada. 神谷です!

昨年に続き、Shopifyパートナー&デベロッパー向けのカンファレンスShopify Uniteに参加するため、カナダのトロントに行ってきました。

今年のテーマは「THE OPPORTUNITY AHEAD」。

ECサイトも実店舗での販売も「機会損失」を少なくすることが事業成功の大きなキーですが、今年のテーマは「機会」を作り出していこうというShopifyの理念を体現していました。

今回のキーノートではShopifyのオンラインストアのコア機能のアップデートを中心にPOSやバックオフィス機能の強化を発表していました。

このブログ記事では様々な発表があった中で我々として注目すべきポイントをいくつかピックアップしてご紹介します。

全ページへセクション対応

まず我々の中で非常に革新的だったのがこちら!

これまで、「セクション」はオンラインストアの「ホームページ」のみでの利用となっていましたが、ページなどの他のコンテンツの全てでセクションが利用可能になりました。

これによって、例えば商品のLPを管理者がドラッグ&ドロップでテキストや画像などテーマで用意されているセクションを組み合わせてページを作成可能になります!

2019年後半リリース予定。

マスターページ

上記のセクション対応と合わせて、マスターページ機能が追加されます。

特定の要素をマスターとすることで、同じフォーマットの全ページに表示する要素を追加できます。

例えば、商品詳細ページ全てにユーザーレビューを追加したい場合、Shopifyの管理画面上のテーマのカスタマイザーからユーザーレビューを追加し、マスターに設定することで全ての商品に対して追加が可能です。

2019年後半リリース予定。

動画と3D(AR対応)

Shopifyの管理画面から、動画と3Dのモデリングデータをアップロードできるようになります。

コスメであればメーク動画を添付したり、デバイスであれば使い方動画を添付したりすることができます。

3Dについては家具やベビーカーなど大型のものを検討する際にスマホやタブレットでARで部屋においた状態をシミュレートしたりといったことが可能になります。

実際に会場でデモを体験しましたが、思っている以上にリアルでECの体験としてはかなりインパクトのある機能になりそうです!

2019年後半リリース予定。

定期購入(Billing API)

Shopifyでサブスクリプション(定期購入)型の商品が販売可能になります。

これまでも定期購入を行うためのアプリも存在していましたが、これにより一度のみの購入も定期購入のユーザーもShopifyを離れることなく同じ購入体験が可能となります。

2019年後半リリース予定。

多言語対応

多言語対応が可能になります。

言語の管理はサードパーティアプリを利用する形となりますが、Shopifyのオリジナル機能として多言語サイトの作成します。

マルチ通貨対応

これまでShopify Plusストアのみで利用可能となっていたマルチ通貨がすべてのShopifyストアで利用可能になります。


今回のUniteではオンラインストアや購入機能に数多くの発表がありましたが、ユーザー体験として面白くなりそうな機能をいくつかピックアップしました。

ほかにもShopify POSアプリのリニューアルや米国での配送サービスの発表などがあり、ますますShopifyの可能性を感じるカンファレンスだったと感じています。

日本でもShopify POSは利用可能ですが、カードリーダーが対応しておらずいまいち普及が進んでいないのですが、早く解決され店舗でももっとShopifyが利用できるようになることを望んでいます。

関連リンク

Here’s Everything We Announced at Shopify Unite 2019(英語)
英語ですが、全ての発表内容が記載されています。

Shopify Unite 2019のハイライト【最新機能の紹介】
主要な機能の紹介は翻訳されてすでに公開されています。

Every API We Announced at Shopify Unite 2019
Shopify Unite 2019で発表されたすべてのAPI