こんにちは!
デザイナー野崎です。
さてさて。
私は現在時短で働くワーキングマザーで、おもにデザインやアートディレクションを担当しています。
20代のころは「web業界で出産・育児しながらデザイナーなんて続けられるんだろうか。」と不安でしたし、現実問題、物理的に仕事に割ける時間は昔よりも限られてきます。
どのような点がうまくいっていて、どのような点が難しいのか本日は振り返ってみたいと思います。
考えるのは合間の時間。
まだワイヤーがFIXしていなくても、基本的な情報を前もって教えてもらうことで脳内シミュレーションをすることができます。
帰宅中の電車の中、こどもたちに夕飯を食べさせて遊ばせている時間。こどもたち就寝後のホッとひといきの時間。
全体を貫くコンセプトは何にしようか、どういったデザインの方向性にしようかを考えます。考えをまとめておけば、業務時間は作業に集中することができます。
早めの目標予定を立てて心に余裕をもたせる。
新規デザインは「産みの苦しみ」と「創造の喜び」のフェーズ。
「明日は○○案件のPCトップと▲▲案件の修正、明後日は○○案件をチェック出しする間にPC詳細ページとSP版をざっと組み立てよう」など、実際のスケジュールよりちょっと早めのスケジュールをざっくり自分で組み立てます。
運用や修正、展開のデザインはスピーディーに効率良く、最適化したデザインを提供する。
軽微なものなら瞬時に終わらせて溜めないようにします。
早めに対応しておくことで、想定外の出来事(子供の熱で保育園から呼び出し・急な修正対応など)があっても多少の余裕をもって対処することができます。時間に制約があるからこそ、さくさくと計画的に物事を進める力がお母さんにはつきますね!
在宅勤務制度
打ち合わせが続くと作業時間がほとんどない日もありますが、週に何回かは在宅勤務にさせてもらっています。通勤時間がない分長めに集中して作業したり、昼休憩に夕飯を作っておけることなどはとても助かります!
勉強やインプットの時間はあまりとれない。
新しいツールの習得やトレンドの追随、ブログをかくことなどはどうしても後回しになってしまいます。
ツールの習得やトレンドの追随は、別のデザイナーに教えてもらうなど乗っかりたい。笑。
反面、公園や動物園に行ったり植物や虫を触ったり(!)レゴを組み立てたり絵を描いたりする機会が増えます。そういったことを活かして、20代のころとは違う視点や表現に挑戦したいなあと思うこの頃です。
よく夕飯の献立のことを考えている。
冷蔵庫には何があったっけ…材料が足りないからスーパーにも寄らなきゃ。下の子が風邪気味だから帰りに耳鼻科にも連れて行きたい。買い物や料理に洗い物、保育園の汚れ物を洗濯にだして、乾燥済みのものは畳まないと。夕飯を食べさせて食べこぼしのお掃除、お風呂にいれて歯を磨き、一緒に遊んで寝かしつけ。
平日は若干手抜きでもOK!と割り切ってできることをできるだけやっています。
夕飯の献立はほんとうに頭を悩ませてるのでなにかいいサービスはないものか…ビジネスチャンスかもしれません✨
やっぱり仕事が楽しい。
子どもの熱が続いたりすると何日か休まなければならなかったり、夜泣きがはじまって夜の時間をアテにしてたのが仕事ができなくなって迫り来る締め切りに「うわー(泣)」となることも。
想定外のことや制限もありますし、なかなかまっすぐにキャリアアップとはいきません。
それでも働くことは、私はとても楽しいです。
育児のストレスを仕事で発散して、仕事の疲れをこどもに癒してもらい。
たまにはお酒も飲んで。
こどもたちにとって良い母なのか、そして会社にとってどのくらいメリットをもたらせるのかはさておき。笑
これから変化していくこともたくさんあるとは思いますが、「自分が楽しい!やりたい!」という思いを軸に、働き続けていきたいです。