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WEBディレクターが注目したい資格・検定10選!

こんにちは!
突然ですがWEBディレクターってどんな仕事をする職種だと思いますか?
「 担当したプロジェクトのディレクション」と言ってしまえばそれまでですが、ちょっと漠然としすぎていますよね。ディレクターの役割は一般的に、プロジェクトメンバーの選定から制作物の品質管理やスケジュールの進行管理などと言われますが、その過程で必要な知識は多岐に渡ります。
そこで、自分の知識の幅を広げるためにも、今回はWEBディレクターが注目したい検定や資格制度をまとめてみました! それでは早速みていきましょう。

Webディレクター試験

WEB業界で働く人なら一度は耳にしたことがあるであろう試験です。
ディレクター、プロジェクトマネージャー、コンテンツディレクターなどが対象で、WEBディレクションに関わる幅広い知識とスキルが問われます。
制作工程のみならず、プロジェクトマネジメント、設計、集客施策、実施までを体系的に学ぶことができるのが大きなポイントと言えるでしょう。資格有効期限が2年となっているため、定期的に腕試しをしているディレクターも多いようです。ディレクションのほかにも「WEBリテラシー」「WEBデザイン」「WEBプロデュース」と全4種の検定があります。

運営:株式会社ボーンデジタル
費用:10,000円(税抜き)

ITパスポート試験

「アイパス」というとわかる人も多いのではないでしょうか? 経済産業省が認定する日本では数少ないIT関連の国家試験です。
ネットワークやセキュリティなどのIT知識を始め、IoTなどの新しい技術や経営に関する知識、またプロジェクトマネジメントに関する知識などを総合的に学ぶことができます。IT関連の基礎知識を幅広く習得できるので、IT業界で働く人全般を対象にオススメできる試験です。守備範囲の広いWEBディレクターには特に有効と言えそうですね。

運営:情報処理推進機構
費用:5,700円(税込み)

ネットショップ実務士

今やWEB業界にいて無縁でいること自体、なかなか難しいくらいに進化を続けているECサイト。
この試験ではECサイトに関わる上での基本的な実務能力を測ることができ、ECサイトの制作や運営、コンサルタントとして活躍する方が多く受験されています。試験内容は基礎から応用まで全5レベルに分けられ、能力に応じて受験することができます。今後、より発展していくであろうEC業界ですから、WEBディレクターとして基礎知識を身につけておいて損はないのでは!?

運営:一般財団法人ネットショップ能力認定機構
費用:7,000円〜
※レベルにより異なる

ウェブ解析士認定資格

「ウェブ解析士認定資格」は、実務で役立つWEB解析スキルの習得を目的とし実施されている試験です。
WEB解析という観点から、KPI設定や業務の戦略立案、ファシリテーションスキルなどを認定講座を受講して習得。その後、試験を受けることができます。資格は、「ウェブ解析」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析マスター」の3段階で構成されており、上級になるにつれより実務的な試験内容になっていきます。
各レベルに合わせた講座の受講が必須となるため時間は拘束されますが、企画書作成やプレゼンテーションなどを行う際、クライアントにファクトベースで説明できるのはWEBディレクターにとって大きな武器です。

運営:一般社団法人ウェブ解析士協会
費用:17,600円〜(税込)
※講座費用、公式テキストは別途

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)は Googleアナリティクスの習熟度を認定する資格です。
WEBディレクターにとって最も活用する機会が多いアクセス解析ツールと言えばGoogleアナリティクス。特に事業会社のディレクターにとってアクセス解析は必須業務といっても過言ではないと思います。
Google側の規定も頻繁に変化するため、この資格試験は定期的に受け、常に新しい情報を身につけておくと、ディレクターとしての信頼につながりそうです。

運営:Google
費用:無料

WEBライティング能力検定

WEBディレクションと直接結びつかないようにも感じますが、最近では職種問わずブログや記事のライティング業務を任される場面が増えたように感じます。そんな時役立つのがこのWEBライティング能力検定です。
基本的な文章作成能力をはじめ、SEO・メールライティングなどWEBに特化したライティングスキル、そして倫理・法律、炎上対策なども学ぶことができます。 もちろん、コンテンツによってはプロのライターに頼るべき場面もあるかと思いますが、できれば社内リソースで運用したい…というライティング業務をより安定的な品質でアウトプットするために、まずは文章を書く機会の多いディレクターが受けてみるべき資格かもしれません。

運営:一般社団法人日本WEBライティング協会
費用:13,500円(税込)

ビジネス著作権検定

WEBディレクターなら一度は頭を悩ませるであろう「著作権」について。基本的な内容から学習し知識を身につけることができる検定です。
コピー禁止は当たり前ですが、昨今では新たなコンテンツを創造するために積極的に既存素材を活用するケースも多く見られます。その線引きが難しい今だからこそ、サイトやコンテンツ制作に関わる人間は、よりその権利について注意する必要があります。クリエイターが大切に作った制作物ですから、ディレクターは最低限の知識を持ち取り扱っていかなければならないと思います。

運営:株式会社サーティファイ
費用:5,093円(税込)〜
※レベルにより異なる

PMP資格

正式名は「Project Management Professional」米国の非営利団体PMI本部が認定しているプロジェクトマネジメント(※以下PM)に関する国際資格です。
この試験は受験するまでのハードルがとても高く、受験費用も405ドル~555ドルと高額。さらに更新費用もかかるので事前に諸々確認が必要です。
しかしPMのプロを認定するための国際規模の試験というだけあり、日経BP社が過去に発表した「仕事で使える資格ランキング」では堂々の1位。実務や転職にも役立つ非常に注目度の高い資格と言えるでしょう。少々難しい試験なので別のPM系資格を受けてみてから段階的に挑戦するのも良いかもしれません。

運営:PMI
費用:555ドル
※PMI会員か非会員かにより異なる

人間中心設計専門家

ここ4〜5年ほどで特によく耳にするようになったこの人間中心設計。サイト制作を行う際、このプロセスをしっかりと理解し設計を行うことが最終的な成果物のクオリティに直結します。
人間中心設計(※以下HCD)専門家制度は人間中心設計推進機構(HCD-Net)が、HCDに関して一定水準の能力を有する人材を専門家として認定する制度です。この試験は当日会場に行って受ける一般的な試験とは異なり、これまで取り組んできたHCDやユーザビリティー活動を申請書に記入し提出。その申請書によって審査されるというものです。 レベルは「人間中心設計スペシャリスト」と「人間中心設計専門家」の2種で、実務経験年数により受験資格が異なります。
WEBディレクターにも有効ですが、特にUXデザイナーにとって注目すべき認定制度です。

運営:特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構
費用:12,000円(税込)〜
※レベルにより異なる。また、資格維持費は別途。

ディレクション検定

この検定では、なかなか能力の可視化が難しいWEBディレクターを「プランニングスキル、マネジメントスキル、コミュニケーションスキル」の3つの観点から測定し、試験後に独自のアルゴリズムで受験者のスキルマップを作成してくれるという面白いサービスがついています。これまでのWEBディレクター向け検定との大きな違いは、そのスキルマップシートがディレクターだけではなく企業の採用活動や人事評価にも活用する事ができるという点です。
今年β版が公開されたばかりの新たなディレクション検定で、現在パートナー企業も募集しているようです。

運営:株式会社デスクトップワークス
費用:未定


いかがでしたか?
是非気になった検定にチャレンジして、一歩上のディレクションスキルを身につけましょう!