2024.07.13 | テクノロジー

未来の働き方を先取り!NEC、デジタル社員証と生成AIで業務効率を大幅改善

NECは、顔認証技術を活用したデジタル社員証を国内従業員に導入しました。この新しい社員証は、社内デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環としてセキュリティと利便性を向上させることを目的としています。
本記事では、デジタル社員証の特徴と利点、経営コックピットと生成AIの活用について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!

デジタル社員証の特徴と利点

NECは、デジタル社員証を導入し、顔認証技術と分散型ID技術を組み合わせることで、高度なセキュリティを実現しています。この社員証により、従業員は物理的なカードを持ち歩く必要がなくなり、紛失や不正利用のリスクが軽減されました。具体的には、従業員は顔認証を使って本社ビルへの入退場が可能となり、売店での決済やオフィス内の複合機やロッカーの利用も顔認証で行えます。
NECは、オフィスツアーでデジタル社員証の実際の利用シーンをデモンストレーションしました。従業員の顔が認証されると名前が表示され、顔認証登録を行っていない参加者には赤色の検出枠が表示されました。認証がうまくいかない場合は、デジタル社員証を警備ロボットのディスプレイにかざして再認証が行われます。今後、デジタル社員証は他の事業拠点にも順次拡大される予定であり、従来のプラスチックカードの社員証は廃止され、完全にデジタル化される計画です。この取り組みは、NECの社内DXの重要な一環であり、さらに多くのシステムと連携し、機能が拡充されることが期待されています。この取り組みは、NECの「コーポレートトランスフォーメーション」の一環として、社員の満足度とエンゲージメント向上を目指しています。
大阪万博に伴い、大阪メトロで顔認証改札が開発されたことが昨年話題となっていましたが、駅の改札だけでなく会社への入退場でも導入が促進されているようです。物理的な会員証だと、無くして不正利用されるリスクもあるので、この取り組みはぜひ普及させていきたいですね!

経営コックピットと生成AIの活用

NECは、デジタル社員証だけでなく、経営情報の一元化と可視化を目的に「経営コックピット」を導入しました。このシステムにより、財務や人事、ITなど10領域92種類にわたる経営情報が標準化され、経営層から一般社員までが統一されたデータを基に迅速かつ的確な意思決定を行えるようになりました。これにより、経営判断の精度が向上し、業務の効率化が進んでいます。さらに、NECは生成AI「cotomi」を活用して社内業務の効率化を図っています。生成AIは、営業支援システムなど社内の167のシステムと連携しており、約4.5万人の従業員が日常的に利用しています。例えば、組織開発レポートの作成時間を30分から3分に短縮し、迅速な情報提供が可能になりました。また、ヘルプデスク業務でも生成AIを活用し、従業員の自己解決率を74%に向上させるとともに、適切な窓口への割り当て率や回答候補の提案精度も改善しています。NECは、生成AIの活用によって業務効率化に大きな成果を上げており、これによりエンゲージメントスコアの向上や従業員の満足度向上を目指しています。さらに、AIカルチャーの醸成を促進するため、従業員のアイデアや活用ノウハウを共有するポータルの提供や、優れた活用事例を表彰するイベントも開催しています。
NECのようにAIを全面的に社内活用してい日本企業はまだまだ全体で見ると少ないので、NECにはAIを活用した成功事例をどんどん発信してもらいたいと感じました!

まとめ

いかがだったでしょうか?
紙ベースの社員証などの物理媒体だと、紛失や盗難、管理の面倒さなど様々な煩わしさがありますが、デジタル社員証になることでこの煩わしさからも解放されるようになります。たとえ些細な煩わしさであっても、積み重なると大きなストレスになるので、NECのようにAIを取り入れて社員満足度とセキュリティの両方を向上させた今回のデジタル社員証の事例は、真似るべき施策かと思いました。AIを導入することに抵抗がある企業担当者の方は、このような成功事例を参照するのも1つの手段だと思われます。今後このような取り組みが広がることを期待したいところですね!