CUDIS新型リングとAI Agent Coachの実力
指先に装着する小さなリングが、健康管理のあり方を変えようとしています。CUDISが発表した新型ヘルスリングは、身体データを測定するだけでなく、生成AIを活用した「AI Agent Coach」を搭載しました。数値を確認する段階から、行動を支援する段階へ。ウェアラブルの役割が一歩進んでいます。
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AI Agent Coachが変える“健康管理”の構造
CUDISの新型リングの中核となるのが「AI Agent Coach」です。リングが取得する睡眠の質やストレス状態、身体の動き、回復状況などのデータをもとに、ユーザーごとに調整された健康プログラムを提示します。
提示される内容には、日々の具体的なタスク、回復プロトコル(身体を回復させるための手順)、サプリメントの提案、さらに必要に応じた有資格医療専門家への紹介まで含まれます。慢性的な睡眠不足やHRV(心拍変動。自律神経の働きを示す指標)の低下、安静時心拍数の上昇といった傾向が見られた場合、生活習慣の見直しを促し、段階的に専門家へつなぐ設計です。
特徴は、異常を知らせるだけで終わらない点にあります。数値の変化を解釈し、「次に何をするか」まで提示することで、データと行動を結びつけます。健康管理を記録中心のものから、日々の選択を支える仕組みへと広げています。
こうした行動設計の考え方は、リングに組み込まれた別の仕組みにも表れています。

ポイント経済圏とWeb3設計が示す拡張性

CUDISは、健康的な行動に対して「Health Points」を付与する仕組みを導入しています。毎日の睡眠、1日1万歩の歩行、スポーツ活動、AIコーチとの対話などが対象です。獲得したポイントは、アプリ内のマーケットプレイスで健康サプリメントなどの割引に利用できます。行動と報酬を結びつけることで、継続を後押しする設計です。
さらにリングは、睡眠の質やストレス管理、身体の動き、回復状況といったデータをもとに「Pace of Aging(PoA)」を示します。PoAは、生物学的な老化の進行速度を示す概念で、実年齢と比較して身体がどの程度のペースで変化しているかを可視化する考え方です。日々の習慣と長期的な身体の変化を結びつけます。
データはSolanaブロックチェーン上で暗号化されると同社は説明しています。ブロックチェーンは複数のコンピュータで分散管理することで改ざんを困難にする技術です。実績として、2024年の初号機発売以降、初期2モデルで3万台以上を販売し、アプリ利用者は103カ国で25万人に達しています。CUDISは同年に500万ドルのシード資金も調達しています。
計測、行動支援、報酬、データ管理を一体で設計することで、ウェアラブルを継続的な健康管理の基盤として位置づけようとしています。
まとめ

いかがだったでしょうか?
CUDISの新型リングは、健康データの取得にとどまらず、行動提案や報酬設計まで組み込んだ構造を持っています。数値を可視化するだけでなく、次の選択肢を示す点が特徴です。ウェアラブルが生活の中で担う役割の広がりを示す事例といえます。