Amazon検索に外部サイト商品が表示?新機能テストの仕組みとは
Amazonが検索機能の新しいテストを始めました。
Amazonのショッピングアプリで商品を検索すると、Amazonで販売されていない商品も検索結果に表示される可能性があります。表示された商品はブランドの公式サイトへリンクされ、そのまま購入することもできます。巨大なECサービスであるAmazonが、なぜ自社で扱っていない商品まで表示しようとしているのか。その仕組みと背景を整理します。
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Amazonの検索結果に「Amazon以外の商品」が表示される仕組み
Amazonは現在、Amazon Shoppingアプリの検索結果に、Amazonで販売していない商品を表示するテストを行っています。対象となるのはブランドの公式サイトで販売されている商品で、検索結果からそのままブランドサイトへ移動できる仕組みです。
ユーザーがブランド名や商品名を検索すると、まずAmazonのストア内で販売されている商品が表示されます。そこに加えて、Amazonでは取り扱っていないものの、ブランドの公式サイトで購入できる商品も一部表示されます。つまり、Amazon内の商品とブランド公式サイトの商品を、同じ検索結果の中で確認できる形になります。
検索結果には「See More」というリンクが表示される場合があり、タップするとそのブランドの商品をさらに確認できます。Amazon外で販売されている商品を選択すると、ユーザーにはAmazonを離れることが通知され、その後ブランドの公式サイトへ移動します。

移動先では商品の詳細や価格、配送方法などを確認し、そのまま購入することができます。購入自体はAmazonではなくブランドの公式サイトで行われます。この機能は現在、アメリカの一部ユーザーを対象としたベータ版として提供されています。利用できるのはiOSとAndroidのAmazon Shoppingアプリで、今後はユーザーのフィードバックをもとに対象ユーザーや参加ブランドを広げていく予定とされています。
Amazonのストアにはすでに数億点の商品があり、Prime配送に対応した商品だけでも3億点以上存在します。それでも今回のテストが行われている点は興味深いところです。次のセクションでは、Amazonがこうした仕組みを試している背景について整理します。
Amazonが目指す「商品探索プラットフォーム」という役割

Amazonは現在、家電、アパレル、ビューティー、食品、日用品など35以上のカテゴリーで数億点の商品を扱っています。ただし、すべてのブランド商品がAmazonで販売されているわけではありません。ブランドによっては、自社の公式サイトのみで販売する商品や、Amazonでは取り扱われない商品も存在します。
Amazonの検索・会話型ショッピング部門のVPであるRajiv Mehta氏は、商品ラインナップを広げ、顧客が欲しいものを見つけやすくすることが今回の取り組みの目的だと説明しています。Amazonで販売されていない商品も検索結果に表示することで、ユーザーが探している商品にたどり着きやすくなる可能性があります。
ブランドの公式サイトに移動したあとでも、条件によっては「Buy with Prime」という仕組みを利用できる場合があります。Buy with Primeは、ブランドの公式サイトで商品を購入する場合でも、Prime会員が高速配送、返品対応、24時間のカスタマーサポートなどのPrime特典を利用できる仕組みです。購入はブランドのサイトで行われますが、配送やサポートにはAmazonの仕組みが使われます。
Amazonは近年、Clinique、Estée Lauder、Oura Rings、Armani Beauty、kate spade new york、Kiehl’s、Dolce & Gabbana Beautyなどのブランドをストアに追加し、取り扱うブランドの幅も広げています。さらに、低価格の商品をまとめて探せる「Amazon Haul」という新しいショッピング体験も導入しました。
こうした流れの中で今回の検索テストを見ると、Amazonが単なるECサイトとしてだけでなく、商品を探す入口としての役割も広げようとしていることが見えてきます。
まとめ

いかがだったでしょうか?
Amazonは現在、検索結果にブランド公式サイトの商品も表示するテストを進めています。ユーザーはAmazonのアプリを入口にしながら、ブランドサイトの商品にも直接アクセスできるようになります。販売の場だけでなく、商品を見つける入口としての役割を広げようとしている点は興味深い動きです。今後、この仕組みがどのように広がっていくのかにも注目が集まりそうです。