2026 FIFAワールドカップ観戦旅行を支えるAI観光案内とは
2026 FIFAワールドカップが開幕し、世界中のサッカーファンが試合の行方に注目しています。開催地のひとつであるアメリカでは、観戦に加えて都市観光や周辺地域を巡る旅行需要も高まっています。ブランドUSAは、観戦旅行者向け特設ページにAI機能を追加し、旅程づくりや開催都市の観光情報を探しやすくしました。
ARCHETYP Staffingでは現在クリエイターを募集しています。
エンジニア、デザイナー、ディレクター以外に、生成AI人材など幅広い職種を募集していますのでぜひチェックしてみてください!
ブランドUSAが用意した、観戦旅行者のためのAI旅行支援
W杯を観にアメリカを訪れる旅行者は、試合日程に合わせて移動や宿泊、食事、観光の予定を考える必要があります。試合の前後にどの街を歩くか、どこで食事をするか、少し足を延ばしてどの地域まで巡るか。限られた滞在時間の中で、検討することは少なくありません。
ブランドUSAの発表によると、同社は一般消費者向け公式ウェブサイト「Visit The USA」内の特設ページ「America the Beautiful Game」に、AIを活用した機能を追加しました。ブランドUSAは、アメリカ合衆国の公式観光マーケティング機関です。特設ページでは、W杯全11開催都市や各国代表チームのベースキャンプ地に関する情報をまとめて確認できます。さらに、観戦日程に合わせた旅行プランの作成、スタジアム周辺や開催都市周辺の観光情報の検索、開催都市間を結ぶロードトリップルートの提案など、観戦旅行を支える複数の機能が用意されています。

なかでも分かりやすい機能が、AIによるモデルコース提案で、旅行者が訪問予定の開催都市や興味に合わせて、スタジアム周辺の観光スポット、グルメ、体験アクティビティなどを組み込んだ旅程を作成できます。複数のサイトを行き来して情報を探す前に、旅のたたき台を得られる点が使いやすさにつながっています。
「America the Beautiful Game」では、開催都市や周辺地域を結ぶロードトリップルートも紹介しています。ロードトリップとは、車で複数の都市や地域を巡る旅のことです。ルート沿いの景勝地、観光スポット、地域ならではの食や文化体験まで確認できるため、試合会場を起点に旅の範囲を広げやすくなっています。
ブランドUSAのフレッド・ディクソン氏は、観戦客が試合だけでなく、国立公園やロードトリップ、スタジアム外の観光体験にも関心を持っていると述べています。つまり、この特設ページは試合情報を確認するためだけの場所ではありません。W杯をきっかけに、アメリカ各地の街や自然、文化に触れる旅を組み立てる入口として設計されています。
開催都市ごとに広がるAIコンシェルジュと旅行支援

ブランドUSAが全体の旅行計画を支えている一方で、開催都市ごとにも、大会組織委員会や観光局、観光協会などの観光関連機関が、現地での行動を助けるAIサービスを用意しています。ここで使われているAIコンシェルジュとは、ホテルのコンシェルジュのように、旅行者の質問に応じて交通、観光、飲食、イベントなどの情報を案内するデジタル上のサービスです。知らない街を訪れる人にとって、必要な情報をその場で確認できることは、旅の安心感につながります。
ニューヨーク・ニュージャージー
大会組織委員会が公式AIコンシェルジュを提供し、スタジアムへの交通案内や会場情報、周辺地域の観光情報をリアルタイムで案内しています。さらに、ニューヨーク市観光会議局もAIチャットサービスを用意しており、観戦日程に合わせた旅行プランの作成、観光スポットの検索、レストランやイベント情報、ニューヨーク市内5区や周辺エリアの観光情報を紹介しています。
ロサンゼルス
観光局がAIコンシェルジュを通じて、観戦旅行に役立つ旅行プランを提案しています。あわせて、観光スポット、グルメ、エンターテインメント、文化体験など、ロサンゼルスらしい観光情報も案内しています。
シアトル
観光局がAIアシスタントを提供し、公式サイトやWhatsAppから利用できます。日本語を含む45以上の言語に対応しており、スタジアム周辺の観光情報、レストラン、各エリアの見どころ、交通情報などを確認できます。
マイアミ
観光局がAIアシスタントサービスを通じて、試合情報や移動案内に加え、市内の人気ビーチ、各エリアの見どころ、レストラン、ナイトライフなどの観光情報を案内しています。観戦だけでなく、マイアミらしい滞在を楽しむための情報を探せる点が特徴です。
アトランタ
観光局がAIアシスタントツールを提供し、観光スポットやレストランの検索、交通案内に対応しています。スタジアム周辺の飲食店情報に加え、市内各地で開催されるパブリックビューイングや関連イベント情報も案内しています。
ボストン
観光局がAI旅行プランニングツールを用意し、スタジアムでの観戦旅行に役立つ旅行プランを提案。観光スポットの検索に加え、ボストン市内や周辺地域の見どころ、レストラン、イベント情報なども案内しています。
サンフランシスコ
観光協会がAI旅行プランニングツールを提供。主要観光スポットからレストランまで、旅行者の興味や関心に応じた観光情報をリアルタイムで提案し、スタジアムでの観戦と市内観光を組み合わせやすくしています。
カンザスシティ
観光局が、旅行者の興味や関心に応じた旅程づくりや観光スポット検索に対応するAI旅行プランニングツールを提供。スタジアム周辺を含む市内各地の観光情報に加え、地図や移動距離を含むオリジナルの旅行プランを作成でき、市内で行われるイベント情報も案内しています。
フィラデルフィア
観光局がAIアシスタントサービスを通じて、試合観戦にあわせた観光スポットやレストランの検索、移動案内を行っています。市内で開催されるファンイベントや観戦関連情報も案内しており、観戦前後の過ごし方を考える手助けになります。
ダラス
観光局がAIコンシェルジュサービスを提供し、観戦客向けに地域の観光スポット、レストラン、イベント情報の検索を支援しています。市内や周辺エリアの移動に役立つ情報も案内しています。
ヒューストン
観光局がAIアシスタントツールを通じて、レストラン、観光スポット、体験プログラムなどの検索をサポートしています。スタジアムを訪れる観戦客に向けて、多文化都市として知られるヒューストンの観光情報を案内しています。
スタジアムの外へ旅を広げる、W杯観光の新しい形
各都市のAI旅行支援は、会場案内や交通情報だけでなく、レストラン、イベント、観光スポットの情報にもつながっています。W杯期間中に知らない街を訪れる旅行者にとって、試合前後の時間をどう過ごすか、どのエリアを訪れるか、どこで食事をするかを考える手がかりになります。
Brand USAのジャネット・ラウシュ氏は、「America the Beautiful Game」が各地域の取り組みと連携しながら、W杯観戦を中心に全米各地への旅行を計画できる場として機能していると説明しています。各都市のAI旅行支援は、旅行者がスタジアムの外にある街の魅力を見つけるための案内役として使われています。

今回の取り組みでは、W杯観戦を目的に訪れた人が、開催都市や周辺地域の観光情報にも触れやすくなっています。試合情報だけでなく、移動、食事、イベント、街歩きの情報まで探しやすくすることで、観戦旅行そのものをより充実させる狙いがあります。
まとめ

いかがだったでしょうか?
ブランドUSAの取り組みは、W杯観戦をきっかけに、旅行者が開催都市や周辺地域の魅力へ触れやすくするものです。
AIは、旅程づくりや現地での情報探しを助ける案内役として使われています。
試合を観るために訪れた人が、街を歩き、食を楽しみ、まだ知らない景色に出会う。サッカー観戦以外にも、心に残る思い出作りになるかもしれません。