2026.06.23 | テクノロジー

AIゲームプラットフォーム「DreamCore」でゲーム制作を身近に

AIゲームプラットフォーム「DreamCore」は、FableおよびMythos級の性能に匹敵する独自ゲーム生成AIエージェントの開発に成功しました。複数のAIを組み合わせ、より複雑で完成度の高いゲームを作りやすくなるとのことです。

ゲーム生成を支えるDreamCoreの仕組み

DreamCoreは、テキストで指示を出すだけで、ブラウザ上にモバイル向けゲームを生成し、そのままプレイや共有ができるAIゲームプラットフォームです。スマホ1台とブラウザだけで完結し、コーディング経験がなくてもAIとの対話でゲームを作れる点が特徴です。
このプラットフォームの中核にあるのは、ゲーム制作に特化した独自AIエージェントです。このエージェントでは、コード生成、画像生成、3Dモデル生成、サウンド生成といったゲーム制作に必要な複数の最先端AIを、統合的にオーケストレーションする独自技術が使われています。
オーケストレーションとは、複数のAIを指揮し統合する仕組みのことです。DreamCoreでは、ゲーム制作に必要な複数のAIをまとめて扱うことで、ひとつのゲーム生成につなげています。

今回、DreamCoreはSakana AIの最新モデル「Fugu」をはじめとする世界最高水準のAIを取り込むことで、FableおよびMythosの性能に匹敵する生成能力を獲得したとされています。これにより、ユーザーはこれまで以上に複雑で、完成度の高いゲームを作れるようになります。
※今回の対応は段階的にロールアウトされる予定です。対象機能、対象プラン、対応リージョンは予告なく変更となる場合があります
DreamCoreが独自AIエージェントの中核に統合した「Fugu」は、Sakana AIの最新モデルとして紹介されています。記事内では、輸出規制のリスクなく、FableおよびMythosの性能に匹敵する能力を提供するモデルと説明されています。また、FableおよびMythosについては、記事内で高い生成能力を示す比較対象として扱われています。
こうした能力がゲーム生成と相性がよいとされる理由は、コード、ロジック、ビジュアル、サウンドといった複数の要素をまとめて扱う必要があるためです。それらをひとつのゲームとして成立させる総合力が問われる点で、FableおよびMythos級の能力とゲーム生成は相性がよいとされています。
以上の性能向上により、DreamCoreで作れるゲームの内容にも変化が生まれます。次のセクションでは、具体的にどのような変化をしたのかを見ていきます。

より複雑で、完成度の高いゲームを作りやすくなる

記事によると、DreamCore独自AIエージェントがFableおよびMythosの性能に匹敵する生成能力を獲得したことで、ゲーム制作では次のような変化が示されています。

1. より複雑なゲームを、一度の指示で生み出しやすくなる
複数キャラクターの相互作用、ステージ進行、スコアやアイテム管理など、これまで複数回のやり取りが必要だった複雑なゲームロジックを、より少ない対話で正確に生成できるようになるとされています。ここでいうゲームロジックとは、キャラクターの動きやステージの進行、スコア管理など、ゲームを成り立たせる仕組みのことです。


2. 生成されるゲームの品質が向上する
世界最高水準のコーディング能力により、生成されるゲームの安定性や動作品質が向上すると説明されています。「作ったけれど思い通りに動かない」が減り、完成度の高いゲームに最短でたどり着きやすくなる点も示されています。
3. 長い対話でも、文脈を見失いにくくなる
「さっき作ったキャラをボスにして」「最初のステージの雰囲気に戻して」といった、長い制作セッションの中での指示も、より正確に理解できるようになるとされています。
4. あいまいな要望にも対応しやすくなる
あいまいな指示や感覚的な要望への解釈力が向上し、初心者でも思い描いたゲームにたどり着きやすくなるとされています。

記事内では、DreamCoreの強みとして、単一のAIモデルに依存しないことが挙げられています。DreamCore独自のゲーム制作AIエージェントは、コード生成、画像生成、3Dモデル生成、サウンド生成といった役割ごとに、それぞれ最適なAIモデルを使い分け、ひとつの完成されたゲームへと統合すると説明されています。
今回、Sakana AIの「Fugu」を統合したことは、この強みを象徴するものとされています。DreamCoreは、最先端AIを取り込みながら進化し続けることができ、ユーザーにとっては、DreamCoreを使い続けるだけで、常に世界最高水準のAIでゲームが作れることを意味すると紹介されています。
株式会社NEIGHBOR代表取締役CEOのノトフ氏は、DreamCoreの特徴について、世界最高のAIをただ使うのではなく、ゲーム作りという目的に合わせて最適な形で指揮する点にあるとコメントしています。今回、Sakana AIの「Fugu」をはじめとする世界最高水準のAIモデルを統合したことで、これまで難しかった複雑なゲームも、一言の指示で完成度の高いものが生まれると述べています。
複雑なゲームロジックや長い対話への対応力が高まることで、思いついたゲームを途中であきらめず、形に近づけやすくなる点は大きな魅力です。

まとめ

いかがだったでしょうか?
DreamCoreは、FableおよびMythos級の性能に匹敵する独自ゲーム生成AIエージェントにより、より複雑で完成度の高いゲームを作りやすくしています。
ゲーム開発はプログラミング言語の習得が必要とされてきましたが、言葉の指示でゲーム制作ができるDreamCoreは、非エンジニアにとってもゲーム作りに触れやすいツールといえます。