2026.09.05 | テクノロジー

シャープ「NIAH」とは?家電と暮らしを支える統合AIサービス

シャープは、複数の家電やサービスと連携し、暮らしを支える統合AIサービス「NIAH(ニア)」を2026年9月30日から提供します。家電の使い方や設定を支援するだけでなく、予定や家事のタスク管理にも対応。シャープの発表をもとに、NIAHの特徴やできること、今後の展開を分かりやすく紹介します。

統合AIサービス「NIAH」とは?対話から家電の設定までサポート

「NIAH(ニア)」は、複数の家電やサービスと連携し、ユーザーの生活に合わせた提案やサポートを行う統合AIサービスです。中心となるAIエージェント「NIAH」が、アプリを通じた対話や家電の利用状況などをもとに、家事や家電に関する疑問に応えます。AIエージェントとは、ユーザーとのやり取りや得られた情報をもとに、目的に応じた支援を行うAIの仕組みです。
スマートフォンアプリの「トーク」画面では、音声またはテキストでNIAHに相談できます。生成AIを活用し、家事や家電に関する知識、外部データをもとに解決策を提案するため、説明書を調べながら自分で使い方を探す手間を減らせます。

たとえば洗濯について相談すると、洗濯物に適したコースを提案し、エアコンについては、その日の気象情報に応じた運転モードを案内します。さらに、家電が適切な設定になるようナビゲートするため、操作に不慣れな人でも、会話を通じてその場面に合った使い方を確認できます。
第一弾では、空気清浄機やエアコン、洗濯機、冷蔵庫、調理家電など、シャープの52機種に対応します。
シャープは2015年から、AIとIoTを組み合わせ、ユーザーの好みや生活パターンに応じた提案を行う「AIoT家電」を展開してきました。IoTとは、家電などの機器をインターネットにつなぎ、情報をやり取りする仕組みです。AIoT家電の累計販売台数は1,000万台を超えており、NIAHでは、複数の家電やサービスから得られる情報を活用しながら、一貫した提案を行うことを目指しています。

予定や家事を一元管理、家族共有と今後の外部連携

NIAHでは、掃除や洗濯、買い物などの日々の予定やタスクもまとめて管理できます。アプリの「トーク」画面で予定や習慣について会話すると、その内容からスケジュールを自動で作成します。
作成された予定は「カレンダー」画面で確認でき、「ホーム」画面には、その日にやるべきタスクや優先事項が表示されます。さらに、予定に向けて必要な準備や行動を事前に知らせることで、家事の負担軽減につなげます。
予定やタスクは家族と共有することも可能です。「ノーマル」「プレミアム」「ゴールド」の各プランでは、登録ユーザー以外に最大3名まで情報を共有できるため、家事の予定を家族で確認しながら分担できます。

料金プランは、月30回まで会話できる無料の「フリー」、月300回までの「ノーマル」月額495円、月600回までの「プレミアム」月額990円、月1,200回までの「ゴールド」月額1,980円の4種類です。有料プランの料金はいずれも税込で、COCORO STOREで購入する場合の価格となり、購入ストアによって変動します。会話回数は、ユーザーが話しかけてNIAHが応答するまでを1回として数え、毎月1日にリセットされます。対象家電を持つユーザーには、サービス利用開始日から6カ月間、ノーマルプランの無料トライアルも提供されます。
今後は対応する家電やサービスを増やすほか、他社製機器や外部サービスとの連携も検討されています。シャープは、自社製品だけに閉じず、さまざまな機器やサービスとつながる「オープンプラットフォーム」への発展を目指しています。オープンプラットフォームとは、異なる企業の機器やサービスとも連携できる基盤のことです。
現在はシャープ製の対象家電を中心としたサービスですが、他社製機器や外部サービスとの連携まで広がれば、家電単体を操作するだけではなく、複数の機器やサービスを横断して暮らしを支える仕組みへ発展していくことになります。今後、どこまで連携範囲が広がるのかが注目されます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
NIAHは、複数の家電やサービスと連携し、家電の使い方や設定だけでなく、予定や家事のタスク管理まで支援する統合AIサービスです。
第一弾ではシャープ製家電52機種に対応し、今後は他社製機器や外部サービスとの連携も検討されています。
AIと会話するだけでなく、日々使う家電やサービスをつなぎながら暮らしを支える存在へ、NIAHがどのように広がっていくのか注目したいですね。