2026.10.12 | テクノロジー

Google「Playground」発表、文章でゲームを作成・共有可能に

Googleは2026年10月7日、文章による指示でオリジナルゲームを制作できる実験的なプラットフォーム「Playground」を発表しました。プログラミングの知識がなくても、ゲームの作成からプレイ、共有まで行えます。さらに、Unity Sparkとの連携も予定されており、より高度なゲーム制作への展開が期待されます。

文章でゲームを作成、ルールやキャラクターも自由に調整

ゲーム制作には、プログラミングの知識や複雑なゲームエンジンを扱う技術が求められる場合があります。ゲームエンジンとは、キャラクターの動きや画面表示など、ゲームの基本的な仕組みを開発するためのソフトウェアです。
Googleが発表したPlaygroundでは、対話型のインターフェースを通じて、作りたいゲームの内容を文章で入力するだけで制作を進められます。プログラムを自分で記述する必要はなく、思い描いたアイデアをゲームとして形にできる点が特徴です。
制作方法は複数用意されています。何もない状態から新しいゲームを作るほか、あらかじめ用意されたプロンプトをアレンジしたり、ガイド付きのサポートを利用してアイデアを具体化したりできます。

作成したゲームは、その場ですぐにテストでき、実際にプレイして気になる部分があれば、文章で修正内容を伝えて調整できます。最初からすべての仕様を決める必要はなく、動作を確かめながら制作を進められる仕組みです。
調整できる内容も幅広く、ゲーム内の物体の動きを決める「物理演算」や、ゲームのルール、キャラクターの設定、舞台となる環境などを変更できます。キャラクターの動き方を変えたり、ゲームの舞台を作り直したりする場合も、希望する内容を文章で伝えることで対応できます。
Googleは、最初のアイデアから完成まで、利用者自身が制作の方向性を決められる点を強調しています。AIを活用しながらも、ゲームの内容や完成形を利用者が判断できるため、自分のアイデアに沿って制作を進められます。
文章で指示し、実際に遊びながら修正できることは、技術的な理由からゲーム制作に踏み出せなかった人にとって、挑戦のきっかけになると考えられます。また、Playgroundには、完成したゲームをほかの利用者と共有するための機能も用意されています。

ゲームの共有からUnity Spark連携まで、広がる創作の可能性

Playgroundでは、ほかの利用者が制作したゲームをプレイすることもできます。コミュニティが制作したゲームは今も増え続けており、ブラウザを通じてスマートフォンやノートパソコンから楽しめます。
完成したゲームは非公開のまま保存するほか、共有リンクを使って友人や家族と共有できます。また、「Explore」ギャラリーに投稿すれば、Playgroundのコミュニティ全体に作品を公開できます。
一部のジャンルでは、複数人で遊べるマルチプレイヤー機能に対応しており、ゲーム内ランキングで得点を競うことも可能です。「Play Games」プロフィールでは、独自のユーザー名の設定や、お気に入りゲームへの「いいね」、クリエイターのフォローなどができます。

ギャラリーでは、プレイヤーの評価やプレイ状況をもとに作品を紹介します。公開されるゲームには、コミュニティガイドラインに沿った安全性審査が実施され、利用者による報告機能も設けられています。
Googleは今後、より高度なゲーム制作に向けて「Unity Spark」との連携を予定しています。Unity Sparkでは、高精細な3D表現や本格的なゲームの仕組み、Unityランタイムの柔軟性を活用できます。Unityランタイムとは、Unityで制作されたゲームを動作させるための実行環境です。
Googleの発表によると、連携によって簡単な文章の指示から制作を始め、Unityの技術を活用した没入感のあるゲーム体験へと発展させられるようになります。制作されたゲームは、Playgroundの利用者も楽しめるようになる予定です。
Unity Sparkは現在テスト段階にあり、近日中にクローズドベータ版の提供が予定されています。
Playgroundは2026年10月7日から、米国の18歳以上を対象に提供を開始しました。ゲーム作成機能は、Google AIのサブスクリプションに応じて段階的に提供されています。
ゲームを制作する人と遊ぶ人が同じプラットフォームに集まることで、個人が制作した作品を共有し、楽しむ機会が広がると考えられます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
Googleの「Playground」は、文章によるゲーム制作から共有まで対応し、今後はUnity Sparkとの連携も予定されている実験的なプラットフォームです。
簡単なゲーム制作から本格的な作品づくりまで段階的に取り組めるようになることで、一つのアイデアを多様なゲーム体験へと発展させる可能性が広がると期待されます。