仕事内容

自己紹介も含めて現在の仕事内容を教えて下さい。

学生時代からアートワークの提供を中心に、フリーランスのデザイナーとして活動してきました。同時にクラブVJとしても活動し、表現の幅を広げてきました。上京後はWEBデザインを中心に、Flash(現・Animate)と映像を組み合わせたリッチコンテンツ制作に従事。ナショナルクライアントのプロモーションサイトにも携わりながら、スキルと経験を磨きました。
その後、東京でいくつかの制作会社を経て地元・神戸へ帰郷。再びフリーランスとして活動する傍ら、ARCHETYP(アーキタイプ)にもフルリモートで参画しました。現在は所属タレントのひとりとして、トヨタコネクティッド株式会社様にて車載器のUIデザイナーとして勤務しています。
グラフィックデザインはもちろん、手描きイラストから3DCG、映像・アニメーションまで幅広く手がけています。国内外での受賞歴もあります。

これまでの歩み

これまでどんなキャリアを歩んできましたか?

気がつけば、もうすぐデザイナー歴30年。人生の半分以上をこの仕事とともに過ごしてきました。振り返ると、今の自分があるのは周りにいてくれた人たちのおかげです。
Flashが登場し、WEBが新しいエンターテインメントとして注目された時代から、技術や表現の形は変わり続けています。AIの進化もきっと新たな形を生み出すでしょう。それでも、その変化の中にある“楽しさ”や“人とのつながり”は、ずっと変わらない。だから次の変化も楽しみにしています。
初めて「ありがとう!めっちゃええやん!」と言ってもらえたときの喜びが、今も自分の原動力です。その言葉をもう一度もらいたくて、あの手この手で頑張り続けているのかもしれません。

仕事で大切にしていること

------ 日々のしごとの中で大切にしていることは何ですか?

やはり、「ありがとう!めっちゃええやん!」と言ってもらえる瞬間が一番の喜びです。それはお客様であっても、社内のメンバーであっても同じ。関わった人が少しでも「いいね」と思ってくれたなら、それだけで報われます。
デザイナーとしてのこだわりやポリシーはもちろんありますが、必要に応じて捨てられる柔軟さも大切にしています。共感を得られないこだわりは意味がなく、それはもうアートの領域です。
わたし自身、作家としても活動することでその欲求を満たしていますが、デザインとは「誰かのためのもの」。だからこそ、個人のこだわりを押しつけるのではなく、「こっそり、誰も気づかないくらい小さく」忍ばせるくらいがちょうどいいのかもしれません。

印象的だったプロジェクト

印象に残っているプロジェクトや成功体験を教えて下さい。

ARCHETYP入社後で印象的だったプロジェクトは、バンダイナムコネクサス様に業務委託として参画した「ガンダムナビアプリ」です。デザイナーとして仕事を始めた当初から、幼少の頃から好きだった「ガンダム」という作品に、いつか関わることをひとつの目標というか、夢のように持っていました。実際にその世界に関わることができたのは、今でも忘れられない経験です。
このプロジェクトでは、コンセプト設計からビジュアルデザイン、アートディレクションまで担当しました。単純に「夢が叶った」という意味で大きな仕事でしたが、振り返ると反省点も多く、もし機会があるならリベンジしたい気持ちもあります。だからこそ今でも、自分にとって特別なプロジェクトのひとつですね。
また過去には、Flashでの最先端表現を突き詰めたトヨタ自動車様のプロモーションサイト制作も印象に残っています。Adobe社も巻き込みながら、ビジュアルデザイン、アニメーション、VFXを通じて、WEB上での新しい体験を世に出していく仕事でした。映画の撮影でしか使わないような機材や手法をふんだんに使った映像表現は、単純に楽しかったですし、当時ならではのチャレンジだったと思います。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉は、確かに真理だと思います。ただその一方で、“好き”を前面に出しすぎると、独りよがりなものになってしまうことも多かった。結局いちばん大切なのは、お客様、そしてその先にいるユーザーが潜在的に求めているものは何なのかを推測し、どうすればそれを実現できるかを考えること。そこを外さずに形にできたとき、プロジェクトは強くなるんだと思います。

ARCHETYPに入社した理由

数ある会社の中で、なぜARCHETYPを選んだのですか?

最初のきっかけは、ご縁からでした。以前から信頼しているつながりを通じてARCHETYP(アーキタイプ)を知り、少しずつ一緒に仕事をする機会が増えていきました。
当時はフルリモートという働き方も今ほど当たり前ではなく、会社としても手探りの部分が多かったと思います。それでも、試行錯誤しながら一緒に形を作っていく感覚がありました。遠隔でも仕事がちゃんと回るように、コミュニケーションや進め方を調整しながら前に進めていく。そのプロセス自体が自分には合っていたんだと思います。
紹介が入口だったとしても、続ける理由は“仕事として成立するかどうか”です。やり取りのテンポや判断の進め方に無理がなく、余計なところで消耗せずに、やるべきことに集中できる。無理なく続けられる働き方の中で、ちゃんと難しい仕事に挑戦できる。そのバランスの良さが決め手になり、ARCHETYPに参画しました。

会社の変化を見てきて思うこと

------ ARCHETYPの会社としての変化を、どう感じていますか?

設立当初から見てきましたが、ARCHETYPはとても柔軟な思考を持つ会社だと思います。その柔軟さがときに「優柔不断」に見えることもありますが、根底にある思想や哲学は一貫しています。
これまでに何度か崩壊の危機があったことも確かです。不安がまったくないわけではありません。それでも、そのたびに柔軟さを武器に、ギリギリのところで踏みとどまってきました。「誰かのために力を尽くす」— その姿勢が会社の芯にあるからこそ、長く在籍するメンバーが多いのだと思います。
置かれた状況によって全員が満足できる結果を出せないこともありますが、誰かを見捨てることは決してありません。そして、耐えた分だけ、必ず何かを返してくれる。そんな信頼が、この会社にはあります。

若手との関わり

世代の違いを踏まえて、若手とはどう向き合っていますか?

世の中の変化のスピードは速く、世代ごとに価値観や仕事観も違います。だからこそ、積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれる人には、できる限り真摯に向き合いたいと思っています。前向きに瞳を輝かせながら話しかけられたら、自然と応えたくなりますよね。
自分から話しかけるのは少し照れくさい性格ですが、遠慮なく聞いてもらえる関係が理想です。お互いに学び合える関係を築けたら嬉しいですね。

一緒に働きたい人像

どんな人と一緒に働きたいと思いますか?

一緒に働きたいのは、「素直さ」「ポジティブさ」「想像力」を持った人です。
基本的には他人のアドバイスにちゃんと耳を傾けられるか。そして、ただそれを受け入れるのではなく、一度受け止めたうえで自分の中で吟味できる“素直さ”は、成長の土台になります。
また、課題が起きたときにネガティブな空気を広げるのではなく、良い部分を見つけながら前に進める“ポジティブさ”も重要です。
そしてUI・UXの領域では、ユーザーや利用シーンを具体的に思い描く“想像力”が欠かせません。デザインとは、相手の状況を想像するところから始まると思っています。
加えて、何かひとつでも「特技」や「夢中になれるもの」がある人には魅力を感じます。夢中は自分を伸ばす力になり、周囲にも良い影響を与えてくれるからです。
仕事をするうえで大切にしてほしいのは、「自分に嘘をつかないこと」。
無理を無理のまま進めたり、違和感を見ないふりをしたりすると、後から大きな問題になります。誠実に向き合える人と働きたいです。
反対に、ネガティブな言葉を周囲に撒き散らす人や、決めつけだけで動いてしまう人とは、良い仕事が生まれにくいと感じます。
若手に伝えたいコツは、「相手の想像を少しだけ上回ること」。
求められた以上のクオリティを目指すのはもちろん、たとえば“1案”と言われたときに方向性の違う“2案”を出してみる。そうした一歩が信頼につながり、「ここまでやってもらえるとは思わなかった」という驚きや満足を生み出すと思います。

未来の仲間へのメッセージ

デジタル化が進み、リモートワークが当たり前となった今、人と深く関わることを避ける風潮もあります。それでもARCHETYPは、「夢中を応援する」というビジョンのもと、他人と深く関わることを諦めない道を選びました。
いま夢中になれるものがなくても、何かに夢中な人のそばにいると、いつのまにか自分も夢中になっていることに気づくはずです。もし、すでに夢中になれるものがあるなら、それをもっと強くするために、私たちが全力で応援します。
「夢中が夢中を呼び、強くしていく。」
その瞬間に立ち会えるのは、とても幸せなことです。
ぜひ、あなたの“夢中”をここで見せてください。